狆と情熱少年
妊婦健診でおなかの中の子が男の子とわかったある日。
狆と散歩をしていたら、
前方から少年2人がやってきたぞ。
少年A「わーーー!犬!カワイイ!!」
そ、そうか?かわいいか?
マスターヨーダみたいな顔の変な犬だけども……。
我「触っていいよ~、噛まないし吠えないよ~」
少年A「やったー、わー、ふわふわ!」
一方、後ずさる少年B。
少年B「やだ、犬、こわい……」
えー!こわいですかい!?
吠えないし、ちんちくりんだし、
歯なんか米粒くらいの大きさだよー!?
すると少年A、
「えっ、お前、こわいの!?」
とびっくりしてる様子。
あー、これバカにしちゃうやつかな?
うちの狆のせいで少年Bが傷つく流れになったらかわいそうだなぁ
なんて思ってたら、
少年A「情熱を持ってドーンとぶつかれば、
こわいものなんかないッ!」
ヒーロー戦隊モノでも見たの!?
爽やかに去っていく少年2人を見て我は思ったよ。
「男児、アリだな!!!」
いっちばん最初(22週目くらいかな)は、
お医者さんに「男っぽいですね~」と言われて
「イメージわかないなぁ」って思ったんだけど、
彼らのおかげで、すっかり「男児めっちゃいいじゃん!」
と、育てるのをとてもたのしみな気持ちに。
男の子だったら一緒にやんちゃな遊びができそうだし、
実際育ててみたらとてもかわいいです
(でも女の子でもかわいかったであろう)。
ありがとう情熱少年!
しかしそこでふと疑問が。
犬を嫌いな人は一体、いつからそうなるんだろう……。
よく聞くのが、
「小さい頃に犬に噛まれた」「吠えられてトラウマ」
とかいうやつ。
ぼっちゃんは生まれた時からずっと
おとなしすぎる狆と一緒に過ごしているせいか、
外で犬を見てもまったく動じないです。
犬に近づきすぎて、先方の飼い主さんがドギマギするくらい
(たぶん赤子に犬がケガをさせたらまずいと思ってるんでしょう)。
向こうの犬の都合おかまいなしに近づくので、
いつか痛い目見るかもしれません。
狆は噛まないし吠えないし平和的なので、
人が最初に出会う犬が狆なら、
ひょっとしたら人類皆犬好きになるかもしれない。
目も出てるし散歩中は舌もだらしないせいか、
子どもたちからの反応は、
「かわいい!」と「変な犬〜」の半々くらいです。
一緒に住んでると、控え目で味わい深いです。
お気づきかもしれませんが、
ブログの形式も画風も試行錯誤を繰り返していて
なかなか形が定まりません。
これ!っていうスタイルが決まったら、
いつか全部書き直すかも〜。